毒親育ちの常識の壁(朝食編)

毒親の話し

書くことがデトックスになるから、今日は毒親育ちには難しかった「朝食」の常識について、記憶を回想しながら書いてみることにした。

子供の頃は自分の親が毒親であるなんて気付いていなくて、大人になる過程でどんどん親の違和感に気付いていったわけなんだけど、結婚をしてから私の常識が圧倒的に足りていないということに気付いて、毒親育ちの難しさも知ることになる。

今となれば笑い話ではあるんだけど、日常生活だと例えばシーツを替えるとか、服や靴を買うとか、その辺りでも私の常識のなさが問題になった。
シーツは替えなんてなかったし、というより替えるという認識がなかった。
靴も持ってるのは大体履ける靴1足だけだったから、毎日シーツを洗うとか、季節ごとにシーツを替えるとか靴や下着を替えるとか、それが全部常識とは言わないけれど、そういう人がいると知った時は結構衝撃だった。きっと私のような人を知った相手はもっと衝撃であると思うけど(笑)

正しいお金の使い方をしない家庭で育ったので、日常生活には必要なものがたくさんあって、それらを揃えるためにはお金がたくさん必要なんだってことを、実家を出てから知った。

結婚してからは子供を授かりお母さんになった。
私的には結構頑張って子育てしてきたんだけど、後から、あぁそんなことがあるんだね、するんだね、したんだね、って知ることが多々ある。
やっぱり常識がないと子育てするにも影響がある。

母は決してネグレクトとかであるわけではなかったんだけど、子供がいるから子育てをしてた感じの人で、子供に特別何かを期待するとかそういうタイプではない。

子供への特別な期待と言っても、アイドルになってほしいとか、医者になってほしいとか、そういう期待でなくて、なんていうんだろうか・・・。
ちょっと難しいな。
例えば、子供の笑顔が見たいとか、明るく育ってほしいなとか、お友達たくさんできるといいなとか、高校になったら公立の学校に行ってほしいなとか、そういう思いや意見がない。

毒男と結婚してしまい、お金がないのに子供ができ家庭ができたから、その生活をひたすらなるように継続してきたのが母である。
だから私が育ってきた環境が一般的な、常識的な環境であるはずがない。

毒親は自営業で周りにも恵まれていたため、食べるものにも困ることはなく、環境的にも貧乏と感じることはなかった。
不思議なことにそれは今もで同じで、毒実家は「貧乏」っていう感じはしない。お金は確実にないんだけど。

食べものに困っていなかったけれど、我が家の朝食といえば、いちごジャムが塗ってある食パンと牛乳だった。
これが学生時代ずーっと続いた。学生時代っていうか、実家にいたらリクエストしない限り母が用意するのは決まってこれ。
もう小学生の頃には飽きてたからたまに違う朝食をねだると「マヨネーズパン」が出た。
食パンにマヨネーズを塗って焼いたパン。でもやっぱり食パンだけ。
ただ日曜日の朝だけはインスタントラーメンだった。それは大好きだった。

私は偏った食生活により、肥満まではいってなかったけど、まぁやっぱり太ってはいたよね
家族はみんなぽっちゃりで、毒父は超肥満だった。超肥満さんの朝食はほぼ外食。自宅にいても子供と一緒に食べるってことはまずなかった。

だから家族で朝ごはんとか普通に食べたことなくて。いちごジャムのパンと牛乳を1人で食べて育ってきたわけで。
自分が提供する側になったら、まぁ朝食のバリエーションがないこと。というより作れないの、いい朝食を。

幼少期にちょくちょくお世話になっていた祖父母の家の朝食が理想的な食卓で、それが記憶にインプットされてるからなんとなく理想的な朝食はわかるんだけど、どうしても朝はパンってなっちゃって。
私も含めみんなそんなに食パンは食べないんだけど。なんか身についたくせなのかなんなのか。
全然食べたくなくても、朝食はパンしか浮かばないの。呪われたかのように(笑)本当に朝食だけはどうにもできなくて。

生活する中で徐々に頑張って納豆ご飯とかにしてみたりしたけど、子供が全然食べないわけ。
上の子は果物も好きじゃなくて、食べる果物といえばバナナ。
だからバナナばかり食べさせてたら突然バナナを食べなくなったりして大変だったな。
結局上の子は私と同じように、しばらく毎日同じ朝食を食べていた。パンがチョコパンになってたけど。

あぁ。。。今気付いたけど、もしかしたら私も最初に喜んでいちごジャムパン食べたのかもな。
嬉しそうによく食べたらか朝食はそれってしたのかもしれないな。。。

しばらくして下の子が誕生してから朝食はだいぶ様変わり。
下の子はなんでも食べる子で、食べたいものもリクエストしてくれるようになって、我が家の朝食はだいぶ改善した。
何が普通かはよくわからないけど、パンだけではなくなって、一般的なよくあるような朝食になったと思う。

なぜ食パンばかりだったのか、本当の理由にだいぶ経ってから気付くんだけど、理由はお金の使い方が間違っていたから。
価値観がおかしかった。果物は高いしとか、その頃食べ物にお金をかけたくなかったのが1番の理由。

こうやって思い返すと、やっぱり子供たちに、家族に助けてもらって日々学び成長させてもらってると実感する。
こっそり迷惑をかけているかもだけど、成長できてとても幸せだと思う。
ただ母さんがもっと早く成長できていればもっと早く身体にいい朝食を食べさせてあげられたのになって申し訳なくも思う。
上の子はちょっと太りやすい体質。関係ないかもしれないけど。

そして、家族のためのご飯作りが苦痛なほど人のためだけにつくし、借金地獄に耐えたものの解放されることなく、老後も心休まることもなく老いてしまった母を悲しく思う。

。。。デトックス。

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