父と母が離れる時が来た-前編-

毒親の話し

もう早いもので2年経つようなんですが、約2年前に父と最後の決戦をし、全てを諦めて、実家と縁を切りました。
※父と書くのもムカつくので、以下「毒男」とさせて頂きます

持病に加え軽度だけど確実に進み始めていた痴呆の母の保護を目的として5年近く頑張ってきたけど、やっぱり普通の感覚を持ち合わせていない毒男を変えることはできなかった。

私と私の家族にとっても貴重な5年だったから、それはそれは無念だけど、もう自分と自分の家族を守るためにも仕方なかった。

毒男は要するにギャンブル狂で、実家がお金持ちという典型的な金持ちのバカ息子、古い言い方でとっちゃん坊や。
なんでも自分の思い通りにできないと大声を出して怒鳴りまくるうるさい男です。
借金して首が回らなくなると暴れて誰か親族に返済してもらっての繰り返し。
自分の働く場所(お店)も住居も用意してもらって、全くお金なんてかかってないのにいつもお金に困っていた母。
まとまったお金が入るとすぐ使う、子供の学資も使い込んでしまうような毒男でした。
(しかも学資も毒男方の実家がお金出てるから(笑)そして学資の使い込みも1回ではない!(爆笑))

私は毒男方の親族にとても可愛がられて育ったので、小さい時は全く現実をわかっていなくて、大きくなるにつれてだんだん現実を知りました。
なんなら幼き頃はちょっとリッチな良い生活してたかも。
困難を感じ出したのは多分中学生くらいから。
で、高校生の頃に一度母と脱出を図ったけれどそれが失敗に終わり、その出来事が今に続く後の生活に影響を及ぼすことになります。

とにかく毒男はお金への執着が強くて。あるお金は全部自分で好きなように使いたいの。
ちなみにクレジットカードとか、現金が引き出せるカードもお金に含まれます。
私のクレジットカードも勝手に使われてたよ。暗証番号何度拒否してもしつこく聞かれて、本当に辛かった。

で、家とか生活に必要なものにはお金は絶対使わないの。
例えばリフォームなんてもちろんありえないけど、トイレが壊れたり、蛇口が壊れたりしても使えないくらい壊れるまで絶対直さない。
使用ができる状態であれば、トイレが流れなくても、蛇口からポツポツ水が漏れていたとしても直さない。

自分が自立をしてから「普通のお金の使い方」を知って本当に驚いたし、私自身が知らないことがたくさんあって結構苦労したり恥をかいたりもした。
毒親さんたちが捨ててたみたいで、働き出すまで年金とか知らなかったし、社会保険とかにも入りたくなくて、正社員になるのを1年くらい拒否したりしてたので(笑)
金銭感覚って本当に子供の頃の家の状態とか教えとかが大きく影響するので、子供の教育の一環でお金について教えるの本当に大事です!

そんな毒男だから、相変わらず自分に使うお金以外の無駄なお金もなくて家もボロボロで、子供たちがドン引きする状態の家をキープしながら自分だけ楽しそうに生活していたんだけど、母は病気もどんどん悪化してとても苦しそうで、だから母だけはどうにかしてあげたくて付き合いは続けてたんです。
その後色々やり尽くして諦めて実家と縁を切ったとは言っても、月に一回はこっそり母と連絡を取ってたしね。
母がいるから私たちが実家を捨てきれないと毒男もわかっていたと思う。

そんな母がとうとう施設に入所しました。

続く・・・

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