実は昨年母が施設に入所したんですが、母についてあまり詳しく触れてなかったので、ちょっと触れます。
実は母のことも全面的に好きと思っているわけではなくてね、残念ながら。でも母親だし同じ女性として可哀想で。
母は世間知らずの田舎から出てきた少女がそのまま大人になりました、みたいな感じの人で、貧乏なくせに太い実家があるのが誇りというか、そこに甘んじて生活をしているというか。自分の努力でどうにかしようとかいうタイプではない。
面倒を起こさないで丸く澄ませてやり過ごしたいタイプ。
私が毎晩行われる2人の喧嘩に疲れ果て、実家を出ると報告した時に「あんたも私を捨てるのね」って言ってきたので、子供の自立を喜ぶとかそういうタイプでもないです。
お母さんを放置して可哀想とか、施設に入れるなんて可哀想って言われたりもしたんですけど、もう面倒見るきもないし、早く施設に入って欲しかったんですよ。もう家も危険だし。
毒男と縁を切るなら面倒を見るって言ったんですけど、毒男の付属は絶対に譲れない条件だったんで無理だったんです。
毒男はまずお金がないし、俺の快適生活が乱されるから、好き勝手できなくなるから、母を手放さないわけ。相棒だからね。
母も唯一の財産である家と、唯一絶対に見捨てない毒男（幸せにはしてくれない）に依存してて、どの助けの手も拒否なんですよ。
負の共依存ってやつね。
でももう状況的に、肉体的に限界がきたようで、ここぞとばかりに長子さんが登場し、お金を出すことをエサに施設への入所を強行したそうです。
またちなみになんですが、長子さんとも距離を置いているので今は問題に介入していません。お子たちの中の悪さも毒男のせいが８割。
まぁとにかく、どんなに周りが頑張ってもどうにもならなかった2人にもやっと別離が訪れました。
結局”時”が解決とういことになりました。
私たちからしたら人質だった母がやっと毒男の手から解放されました。
今後毒男には脅しに使える武器もなく連絡を取る理由もなくなり、本当の孤独を迎えることになります。
ただまだ毒男は兄弟姉妹が健在なので、その兄弟たちがいなくなったら本格的に孤独になるんでしょうけど。
毒男、自分の兄弟とはめちゃくちゃ仲良いので（笑）
そして、まぁ私からすると叔父叔母になりますが、その叔父叔母は毒男が大事で大事で仕方ないから、私たち子供が許せないんですよね。
どんな育ち方したんだって、見て分からないかなって？思うんだけど。私なんて２年前に全てやめたからすっごい悪者になってるの、本当に笑える。
どれもこれも毒男さんが自ら巻いた種なんですよ。
子供の学費を使い込む。まぁ仕方ない。そんな親の元に生まれたんだから希望なんて諦めればいいのかもしれない。
子供の名義で借金をする。まぁ仕方ない。そんな親の元に生まれたんだから諦めて返済すればいいのかもしれない。
毒男の借金のために頭を下げて回る。まぁ父親がしたことなんだから私たちが頭を下げるのは仕方ないのかもしれない。
（他にも色々あるけど書ききれない）
でもさ、死にそうな奥さんを目の前に何もしないのは違うんじゃないかな？
病院行かせないようにしてやるとか脅すのは違うんじゃないかな？
他人にプレゼントしたり、コンサートには行くくせに、奥さんの介護にお金を使わないっていうのは違うんじゃないかな？
母親を助けたいと思っている子供たちに「こいつは仮病だ」とか、トイレに行けなくなった妻を見ても「まだリフォームは必要じゃない」とか、死にそうな妻を見ても家族のためにお金を使うタイミングは来ないんだね。
どんなに悪いやつでも、最愛の人が死にそうになったら目が覚めるみたいな、そんな映画みたいなことを1％くらい期待していたんですが、期待を２００％くらい超えて猛烈に言い訳のオンパレードと脅しでギャンギャン騒がれて、情けなかったよ。
もう後期高齢者なんですけど、自分の事しか愛せないことは変わらないらしくて。もう全てが限界だったよね。
もう一生会いたくないのよ。ほんとに。
最後に私が怒りで説教を始めたあの日、毒男を諭していたら毒男がどんどんスパークしちゃって怒鳴りまくって大変だった。
そしたら母に「もう帰って〜」って言われたの。それが1番悲しかったよ。
とにかく毒親さんたちは解散となりました。
結構めんどくさいことがまだまだあるので、手放しで全部終わりっていうわけには行かないけれど、確実に終わりが始まったのは感じている。
何にもしてないしこれからも何にするつもりはないんだけど、やっと解放される。やっと終われる。
母があとどのくらい元気でいるのかはわからないけれど、毒男から離れ、やっと自由になれた母と、何も気にせず、その日が来るまで、単純に親子としての時間を楽しみたいと思ってます。
去年が本当にリセットのような終わり方だったし、今年は色々な面で新しいスタートを切る１年なのかも知れないね。
良い年になりますように。
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